その27.7400のボスハブについて~ !!

デュラエースを考察す~ 久し振りの投稿です!前回(と言っても2018年9月の話)その26では、7400系の隠れた名品ボスフリーを紹介しておりました・・・

そのつながりか否かは不明ですが~類は友を呼ぶ!?引きの強い私は、今年の初めにボスタイプハブ「HB-7400」をGETしていました!!

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今回入手したのはセットではなくリアのみです~
(前輪はHB-7400Fで組んだモノを流用出来ますので)

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今後、MF-7400(6/7)と純正の組み合わせで使うためには、是非とも必要な部品だったんですよネ!!

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シマノとしては最後のデュラエース、純レース用ボスタイプハブ!中古品ですが、結構美品だったので良かったです!!

さて~何度も触れていますとおり、EX期以降のシマノ製品は他社に先んじてフリーハブ/スプロケット主体で製品展開を図り~結果、それが標準規格化し現在に至っております。

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しかし、その裏で旧型のボスハブ&フリーも継続し併売され続けていました~

そして~迎えた新型7400系の導入時、それらもまたインデックスシステムに対応した新型へと更新されました~
今から考えれば、そこまでする必要は無かったのでは?とも言えるのですが、正直その当時はまだ、シマノ以外の殆どがボスハブ&フリー仕様でありましたので、新しいインデックスメカSISを活かすのは他社製ハブで組んだホイールでも新型ボスフリーを選べば可能ですし、私のようにフリーハブと言う閉じた規格(当時は)に縛られるのを嫌う向きも多かった!?はずですので、相応しいボスハブも新型を出して当然だったと考えます~

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実際、私は7400系の導入時、迷わずボスハブ&フリーをチョイスしました!!

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オーバーロックナット寸法126mm、6/7速に対応します。
ボスタイプとしての先代モデルは何と!初期のデュラエースから、EX、axの裏でキャリーオーバーされており、およそ10年振りのモデルチェンジだったのですネ!!

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回転部はオーソドックスなカップ&コーン式を継承しつつ、中央部のグリスホールを廃し、ダストキャップ部の装着構造を見直し(専用工具で着脱が容易)、防水とメンテナンス性を向上させた設計となっています!!

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選択肢としてはax(EX後期)系の意匠を継承する手も有ったかと推測しますが、他の部品と同じく基本に忠実~オーソドックスなカンパ系スタイルを選択!反対にカンパの新型Cレコードの方がシマノデザインの影響を受けた!面白い事実ですネ~

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サンプルとして一緒に撮影したフロントハブは、FH-7400とペアで入手したモノなんですが、フロントハブ自体7400期の最初から最後まで、殆ど変更なく在り続けた希少な部品です!!
リアの場合も変更されたのは、フリー体とオーバーロックナット寸法ですので、ハブ体としての完成度は、最初から高かったと言うことですネ!!

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同時期にシールド機構を導入したシュパーブPROの秀逸さも光りますが、HB-7400の標準的で堅実な造りにも魅かれる部分もありますネ!!

ともあれ、フリーホイールと同じくデュラエース最後のボスタイプハブ!8速への対応は行われずヒッソリとラインアップから外れ消滅してしまいました~(悲)

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シャフトとスペーサーを調整しさえすれば、ボスハブは各エンド幅、フリーの段数に柔軟に対応できるスグレモノです!必要あるかどうかは別として、126mm幅のHBー7400も改造により、現行いくつか売られている8速フリーを装着する事は可能だと思っています!!

今の時代~完組と言うか、ホイールはホイールとして売られるのが当たり前となり、ハブ単体の需要は大幅に減少していると思います・・・。ボスハブどころか手組みホイールの衰退が著しいのが現実です!もはや自分好みでホイールを編み上げて楽しむ方も少ないでしょう・・・絶滅危惧種(絶滅と言って良いかも)となったボスハブ!高品質を求めるとオールドパーツに頼るのがベター!そして、それを活かせる人自体がオールド世代なのも、これまた現実です~(爆)