90年代に入り暗黒期を脱出!

シマノの後追いと言われつつも、手元変速システムの導入を意外にタイムラグ無くスムーズにこなしたカンパニョーロ!!

エルゴパワーレバーと共に対応するリアメカも、ほぼ毎年細かな改良が繰り返され、はっきり言って底無し沼状態!

熟成され次の世代へ続いて行くとは言え~

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これだけ揃えてもまだ5つほど足りない・・・
およそ10年にも渡るこの有様はデュラaxに匹敵しますよネ(恐)

8速から9速へと切り替わった後、98型メカが翌年に引き継がれ~

ようやく完成を見たのか・・・

この時期は自分にとってカンパ空白期間でしたので~
後になってブログを書く目的で入手した98型レコード!

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RD-19RE!!
インデックス対応横型メカの完成形~

この後、00年にシマノを追い越し10速へと進化します!!
RD00-RE210は、フロントパンタにカーボン素材を採用しましたので・・・

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オールアルミボディ、シルバーのレコードリアメカはRD19-REが最後と思って来ました~

いやいや・・・

カンパ9速メカも底深し・・・
実は00年以降も存在し続けていたんですネ!

年末に入手したRD00-RE209!!

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(型番は00年のスペアパーツリストにて確認しました)

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他の10速期メカと同じくロゴが抜きに変更されています~

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「9Speed」と記されていますので、間違いなく9速用ですネ!

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プーリーの型番が違っている他はRD19-REと造りは同じと思われます!

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実はこのメカの存在については2010年1月の記事でも紹介していますが・・・

引きが強い私はあれから10年~再び同系の個体にめぐり会えたのでした!!

最後のシルバーレコードGETでめでたし!めでたし!!

で終わらないのが、底無し沼たる所以・・・

CAMBIO工房様の変速機データブックによりますと、10速メカと同形状のプーリーケージが備わったモデルも希少ながら存在していたらしいです!

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00年以降はテンションアジャスターがプーリーケージに移動していますので~

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その受けとなるロアーボディも違っていたと考えられます!!

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ご存じのとおり、カーボンパンタ仕様の9速レコードも存在していましたし・・・
ホントのところカンパは10速化を急ぎ過ぎたのではないか???
そんな疑念が生じてしまいます~

ともあれ~私が10速レコードを入手したのは03年になってから・・・
96モデル以降~実に7年もカンパから遠ざかっていましたので、そんなエピソードを掘り下げて見ても今更って感は否めないですが~

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冒頭に記した新システムへの移行とシマノライズの進行・・・

デュアルピボットブレーキの導入遅れに始まり~
本来は96レコードに採用される筈だった、カーボン素材使用のBBユニットも翌年以降に持ち越し・・・
SP7410を模したシートピラーも紆余曲折がありましたよネ~
カーボンクランクの開発も95年には聞こえていましたし、理想を言えば99年辺りでカーボン素材を多用した統一感のある新コンポを投入したかったのではないか???

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結果的に開発遅れが露呈し、その完成は04年、第二世代の10速レコードまで持ち越されたのではと言うのが私の個人的な推測です!!

12速標準となり(フロントシングルですが)13速までもが商品化されたカンパニョーロの現在~

先にも記したとおり、こんな事を語っても今更なんですよネ・・・